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キャリコ

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概要

画像引用:wikipedia
1986年にアメリカのキャリコ社が開発した自動小銃であり独特のデザインとディレードブローバック式なのが特長。
使用弾薬は.22LR・9mmパラベラム弾、総弾数は50・100発である。

元々拳銃に使う弾薬が使用出来る、民間向けのセミオートライフルとして開発。.22LR の小さな弾薬を使う100連発可能なキャリコM100と9mmパラベラム弾を使用する50連発のキャリコM950がある。

どちらも弾薬は後方にある円筒型のマガジンへ螺旋を描く様に詰め込む事で大量の弾薬を入れる事が可能となっており、これを(ヘリカルマガジン)と呼んだ。

画像引用:wikipedia
新たなマガジンシステムの到来を予感させる独創的なアイディアであったがアメリカの法律が変わり、10発以上の弾数が入るマガジンに厳しい規制がかかった為、このヘリカルマガジンが使用できなくなってしまう。
また軍用、警察用としても信頼性が低いと採用されなかった為商業的には成功せず、その後キャリコ社は倒産する事となってしまう。

悲しい過去を持つキャリコだがその独創的なデザインと新しいマガジンシステムだったこともあり、コアなファンも多い。
その証拠にエアガンの発売もされており、トイテック、MGCからあるが絶版品である事も多く、手に入れるのは少し難しいかも知れない。
まさに隠れた名銃である。

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