目次
リンクをクリックで各項目にジャンプします。
サバゲー基礎知識
サバゲー(サバイバルゲーム)とは?
BB弾と呼ばれるプラスチック弾を銃で撃ち合うスポーツです。
赤チーム、黄チームなど2チームに分かれてどちらかが全滅するか、陣地が占領されるまで戦います。
1ゲームの時間は約10〜15分です。
フィールドと呼ばれるサバゲー専用の会場では、朝10時頃からゲームを開始し、お昼に1時間の休憩、午後は夕方5時頃までゲームを繰り返して遊ぶのが一般的です。
撃たれた人はどうするの?
撃たれた人は「ヒット!」と大きく叫び、退場します。これをヒットコールと呼びます。
ヒットコールをしっかりしないと相手が聞き取れない場合もありますので、大きな声でしっかりと叫びましょう。
どこで遊べるの?
サバゲーは、フィールドと呼ばれるサバゲー専用の会場で遊ぶことができます。
多くのフィールドでは、朝9時頃からオープンして夕方5時頃にクローズします。
サバゲーに詳しい友人がいないと遊べないの?
サバゲーは一人でも問題なく遊ぶことができます。フィールドに行けばその日にサバゲーで遊びに来た人達がたくさんいます。
その人たちが黄色チーム、赤チームなどに分かれて戦うため、初めての人でもベテランの人たちと一緒にサバゲーを楽しむことができます。
フィールドはいつ運営しているの?
フィールドは毎日運営しているわけではないので、フィールドの公式HPなどで確認しましょう。
『定例会』が開催されていれば、その日に集まった人達でサバゲーをすることができます。『貸切』の場合、サークルや団体が貸切っているため参加することはできません。
銃や迷彩服などの装備はレンタルできます
約9割のフィールドでは装備のレンタルをしているため、持っていなくても遊ぶことはできます。
しかしレンタルには限りがありますので予約をしたり、フィールドに確認を取る事をお勧めいたします。
サバゲーの装備はどこで買うことができるの?
サバゲー専門のお店が日本各地にあります。お店では実物を触ったり試着ができるお店もあります。
最近はインターネットの通販も充実しておりますのでそちらで購入する人も増えています。
お金はどれくらいかかるの?
一日遊ぶのに、安くて3000円から高くて9000円程度です。サバゲーをするには大きく3つにお金がかかります。
(1)フィールド利用料
フィールドにもよりますが、1日の利用料は2000円〜3500円が多いです。
(2)交通費
屋内のフィールドは駅などの近くにもあることも多いですが、屋外のフィールドは田舎の山奥などに多いです。
1つの例ですが、新宿からは片道1000円で多くのフィールドに行くことができます。
(3)レンタル料金
銃やゴーグル、迷彩服をレンタルしているフィールドは多くあります。レンタル料は3000円〜4000円程度です。最初から買い揃えるのではなく、レンタルで使ったものからお気に入りの銃を見つけて買うのも良いでしょう。
合計金額:
【レンタルする人】
7000円以上を基準に考えておきましょう。レンタル料金は幅があるため、公式サイトで値段を調べることも必要です。
【レンタルしない人】
フィールド利用料と交通費が必要です。5000円前後が目安になるでしょう。
まとめ:初めてサバゲーを遊ぶには?
サバゲーを遊ぶには、フィールドの定例会開催日を見つけて、定例会開始時間にフィールドへ行きましょう。
※定例会でも予約が必要なフィールドもあるので、公式サイトで確認しておきましょう
銃を持っていない人はフィールドにレンタルの予約を忘れずに!遠い場所にあるフィールドもあるので、交通機関の確認も重要です。
それでは楽しいサバゲーライフを!
銃について
銃の種類
アサルトライフル(自動小銃)
両手で構えて撃つ大きな銃です。弾を連発して撃つことや一発ずつ撃つことも可能。だいたい約3kg〜5kg程度あり、両手でしっかりと構えて撃ちます。
命中精度が比較的高く、サバゲーマーの心強いパートナーです。サバゲーマーでは多くの人がアサルトライフルを一丁は持っているでしょう。弾をたくさん撃つことができるので長期戦にも向いています。
サブマシンガン(短機関銃)
アサルトライフルを少し小さくした銃で、弾を連発して撃つことや一発ずつ撃つことも可能です。
小型ながら命中精度は高く、扱いやすく屋外戦、室内戦でも活躍してくれます。重量は1.5kg〜2kg程度と、比較的軽めの銃が多いです。
ハンドガン(拳銃)
一発ずつしか撃てない銃ですが、小さいためとても扱いやすい銃です。
機敏な動きが要求される室内戦ではその真価が発揮されます。サイドアームとして一丁は持っておきたいところ。
銃が弾を飛ばす原理について
BB弾を飛ばす原理は、大きく2種類あります。
電動ガン
電動ガンは、バッテリーを使って電気でピストンなどを動かし、BB弾を飛ばします。バッテリーは外からは見えないよう、銃の内部にセットします。電動方式はアサルトライフルによく採用されています。
ガスガン
ガスガンは、ガス圧を利用してBB弾を飛ばします。ガス缶からガスをマガジンなどに入れ、そのガスを利用して撃ちます。ただし、冬の日など寒い時期では気温の影響で性能が落ちてしまい、ちゃんと飛ばないこともあります。ガス方式はハンドガンによく採用されています。
マガジン(弾倉)
BB弾を入れるマガジンには、大きく2種類のものがあります。
ノーマルマガジン
ノーマルマガジンは、BB弾が30〜60発ほど入れることができます。BB弾を入れれば、後は銃にセットして使うことができます。
ノーマルマガジンに弾を入れるには、ローダーという道具を使うと便利です。※ローダーは安いもので1000円程度から販売しております。
多弾マガジン
弾を200発から多いものでは1000発も入れることができます。多弾マガジン上部にはフタがあり、そこからBB弾を入れます。
たいていの多弾マガジンには下部にゼンマイを巻くギアがありますので、それを巻いてから銃にセットして使います。中にたくさんのBB弾が固定されずに入っているため、動かすとジャラジャラ音がするため隠密行動には向きません。
フルオート、セミオート、セーフティについて
弾を撃つ連射や単発など、いくつか撃ち方があります。
フルオート(連発)
フルオートとは、トリガーを引くとバババッ!とずっと弾を撃ち続けることです。アサルトライフルやサブマシンガンの多くの銃がフルオートで撃つことができます。
セミオート(単発)
セミオートとは、トリガーを引くと一発のみ撃たれることです。
セーフティー
セーフティとは、その名の通り引き金が引けず、弾が出ない状態のことです。
BB弾の種類
BB弾には重さや素材に種類があり、フィールドによっては使えないものもありますので確認が必要です。
重量
BB弾には0.2gと0.25gの弾がよく使われています。他にも0.3gなどもありますが、フィールドによっては使用が禁じられている場合も多く0.2gと0.25gであれば多くのフィールドでは問題ありません。
素材
バイオBB弾
土に埋めておくと、2〜3年で分解され土に還るBB弾のことです。屋外のフィールドは環境保全のためにもバイオBB弾の使用を義務としています。メーカーなどによって値段は様々ですが、1000円で約2千発ほど購入できます。
プラスチックBB弾
一般的なプラスチックでできているBB弾のことです。土に埋めても分解されないため屋内でしか使用できません。バイオBB弾より安く販売されています。
BB弾の速度について
BB弾の速度は銃刀法によって明確に定められています。BB弾が銃口から出た直後の速度を初速度といいますが、この初速度が1ジュール未満の速度でなければなりません。BB弾の重量によって速度は変わりますが、1ジュールを換算しますと以下の表になります。
0.20g = 98m/s
0.25g = 88m/s
銃をカスタムして弾の速度を上げることもできますが、1ジュール以上の速度で射出できる銃は銃刀法違反となりますので、必ず1ジュール未満にするようにしましょう。
サバゲーで必要な装備
ゴーグル、マスク
目を保護するもので、サバゲーをする上で必須です。BB弾が目に入ると大怪我をする恐れがあるため、ゲーム中は必ず付けましょう。
ゲーム中は目がかゆいからといって外すようなことも厳禁です。
ゴーグルさえ付けていればゲームはできますが、まれにBB弾が前歯に当たって前歯が欠ける事故もあります。そのため、口まで保護されるフルフェイスマスクや、口を保護するマスクの着用を強く推奨いたします。
価格は1,000円程度から売っています。
迷彩服
迷彩服を着ると周りの森林に溶け込むことができるため、屋外でのフィールドでは敵から発見されずらくなります。
迷彩服は必須ではありませんがサバゲーは屋外ですることが多く、土や泥で汚れやすいものです。そのためにもサバゲー用の衣類として一着は持っておくと便利です。
ニーパット、エルボーパット
必須ではありませんが、これがあると地面に伏せて銃を構えるときなど、肘、膝を地面から守ることができます。
荒れた場所では肘、膝を傷つけることがあるので保護のために持っておくと良いでしょう。
マガジンポーチ
予備のマガジンを入れておくための装備です。
服の上から着込むタイプやベルトに付けるものなど、様々なタイプのマガジンポーチがあります。
マガジンのサイズはそれぞれ違いますので、購入するときは自分のマガジンが入るマガジンポーチを選びましょう。
ブーツ
動きやすければどんな靴でもかまいません。登山靴でも問題ありません。サバゲーに似合うタクティカルシューズもお勧めです。
ガンケース
電車などで銃が見える状態で銃を持ち運ぶ事は銃刀法で禁じられております。第三者から見えないよう持ち運ぶためにもガンケースが必要です。
ガンケースも大きいものから小さいものまであります。自分の銃が入るガンケースを選びましょう。
サバゲーにおける諸注意、マメ知識
サバゲーフィールドについて
サバゲーフィールドの中は、大きく3つのエリアに分類されます。
1)フィールドエリア
フィールドエリアとは、実際にサバゲーで戦う場所のことです。 ここに入るときはゲームをしていない時や休憩のときなどでも、安全のためゴーグルやマスクを付けなければいけません。
2)セーフティエリア
セーフティエリアとは、いわゆる休憩スペースのことです。ヒットしたらフィールドエリアからセーフティエリアへと移動しましょう。
セーフティエリアにいるときは、必ず銃からマガジンを取り外し、銃にはセーフティをかけましょう。事故防止のため、銃にBB弾が入っていないからといっても撃つことは禁止です。
3)シューティングレンジ
セーフティエリアに併設されていることが多いのですが、ここで銃を撃つことができます。弾の飛び具合や速度を調べるために使います。ゲーム以外で銃を撃つときは、必ずシューティングレンジで撃ちましょう。
移動中の銃の管理
電車やコンビニなどで銃が見える状態で持ち運ぶことはもちろん厳禁です。
最悪、警察に見つかると取り調べをうけて銃を没収されることもあります。
移動中はガンケースなど外から見えない状態にして持ち運びましょう。
ゾンビ行為は反則
撃たれているのにヒットコールをせず、そのままゲームを続行することゾンビ行為と言います。
これをしてしまうとゲームそのものが成り立たなくなってしまいます。
撃たれた場合、大きな声でヒットコールをしましょう。
めくら撃ちは危険
障害物から銃だけだして敵を撃つことをめくら撃ち、もしくはブラインドファイアと言いますが、これは相手の状況が見えないので危険です。
相手がヒットしたことも把握できませんし、味方を撃ってしまう事もあります。
撃つときは顔もだして相手を狙って撃ちましょう。
18歳未満のサバゲー参加について
サバゲーで使える電動ガンやガスガンは年齢制限があります。18禁と呼ばれる18歳未満は使用禁止のものと、10禁と呼ばれる10歳未満は使用禁止のものがあります。
18禁のエアガンを18歳未満が使えるかどうかは、都道府県の条例によって変わってきます。
例えば、千葉県では18禁のエアガンを18歳未満が使用するには親の同伴か親の承諾書が必要です。しかし、東京都では禁じられているため、親の同伴であっても18禁のエアガンを
18歳未満が使うことはできません。
フィールドによって18歳未満が参加できるかどうかは条例やフィールドの運営方針によって変わってきます。18歳未満の方がサバゲーをするときは、フィールドのサイトなどで確認を取りましょう。
サバゲー装備のお買い物
サバゲーの装備っていくらくらいするの?
値段はお店や内容によっても様々のため、参考としてお読みください。
【電動ガン】
アサルトライフルなど大きめの銃が多いのですが、高いものから安いものまで様々です。銃本体では3万~5万円ほどであれば、高品質な電動ガンを購入することができます。
電動ガンに必要なバッテリーは1000円~4000円ほどで、バッテリー容量によって価格が変わります。
バッテリーを充電させる充電器は2000円~5000円ほどです。
【ガスガン】
ガスガンの多くはハンドガンになりますが、1万~2万円で購入できます。
ガスガンに必要なガス缶も購入しなければなりませんが、これは1つ1000円程度で購入できます。
【保護マスク】
1500円ほどからしっかりと顔を保護できるものを購入できます。
メーカーによってお洒落なマスクもありますので、気に入ったものを選びましょう。試着してみないと装着感がわからないので、できれば店舗で試着してからの購入をお勧めいたします。
サバゲーではBB弾によって前歯が欠けてしまう事故が稀にですが発生することがあるため、口まで保護できるマスクの購入を強く推奨しております。
【迷彩服】
6000円程度でしっかりとした迷彩服を購入できます。本場のロシアやアメリカから輸入した特注品などでなければ、特に高いものではありません。
サバゲーでは銃を構えたり地面に伏せたりと色んな姿勢をします。そのため迷彩服は大きめに作られているので、可能であれば試着してから買うことをお勧めいたします。ゆったりと余裕のあるサイズを買いましょう。
海外製電動ガンの品質には要注意
電動ガンは国内のメーカーであればその多くの品質は高く、故障した場合のサポートも受けられます。
しかし、海外メーカーの場合はそうとは限りません。
以前に比べて近年は海外メーカーの品質が上がってきたとはいえ、購入したばかりの新品でBB弾が発射されないなどの不良品が混じっている可能性は否定できず、海外製ということでサポートを受けられない事もあります。
ショップでは修理や動作保障に対応しているところもありますので、なるべくはそういうショップを選択された方が安心してお買い物をすることができます。
ただし、海外メーカーには国内メーカーにはない銃のモデルもあり、魅力的な電動ガンが多数あるのも事実です。
ショップのスタッフと相談して購入するのも、サバゲーの楽しいところですね。