概要
画像引用:モケイパドック
銃の歴史の中で変わったコンセプトの銃は様々登場しているが、このSR-47も変わったものである。
SR-47は、M16などの西側の銃でAK-47の7.62x39mm弾を使えるようにしたアサルトライフルだ。
7.62mmの大口径が撃ちたいのであれば、西側諸国で広く普及している7.62x51mm NATO弾を使えばよいではないかと思ってしまうのだが、補給を考慮してAKの7.62mx39mm弾を撃てるようにしている。
敵支配下に特殊部隊などを派遣したとき、十分に武器弾薬の補給がされる保証はない。
実際に敵兵の弾丸を使ったというケースもあり、敵軍の弾丸が使えるメリットは強くAKの弾丸を使えるアサルトライフルが必要とされた。
そうして誕生したSR-47ではあったのだが、生産はごく少数で正式採用されることはなかった。
SR-47は独自規格の部品もあり、SR-47を使おうとすると部品などの補給を確保する必要がある。
また、敵軍の弾丸の品質が悪い場合は銃への負担も高まってしまう。
何よりも、そんなにAKの弾丸が撃ちたければAKを持っていけばいいのではないか、と思うのは私だけではないだろう。
そんなわけで試作のみでおわってしまった銃であるが、そのコンセプトは多くの人の興味を引きゲームやアニメでもしばしば登場することとなる。
軍事に明るい小林原文先生の漫画をアニメ化した『キャットシットワン』では、主人公のパッキーがSR-47で大活躍をするので是非ご覧あれ。
エアガンでは海外メーカーからSR-47のエアガンが複数発売されている。