概要
画像引用:wikipedia
第二次世界大戦にドイツ軍が開発したアサルトライフルである。
アサルトライフルというとAK-47が初代と思う人もいるようだが、このStG44がサルトライフルとして初めて実用的に運用された銃である。
当時の装備を考慮すると、このStG44は本当に画期的な銃であることがよくわかる。
当時の歩兵の装備は大きく2つあり、1つがライフル、もう一つがサブマシンガンであった。
ライフルは遠距離の敵を狙うため大口径でハイパワーであり、サブマシンガンは拳銃の弾を使うため威力は弱いが大量に撃てる。
現在であればアサルトライフルは当然のように使われているのだが、当時はライフルとサブマシンガンを使い分けて戦闘をしていた。
そこでライフル弾ほどではないが拳銃の弾よりは威力があるライフル弾7.92x33mm弾を開発し、それを専用で使うStG44が誕生した。
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StG44はサブマシンガンで狙うには遠すぎる敵を狙う事ができ、それでいて威力もある。市街戦や室内戦など狭い場所でも十分な火力を保持でき、取り回しもしやすい。
第二次世界大戦にて、初めてアサルトライフルが運用されたのである。
これはドイツ軍の市街戦での歩兵火力を大きく上昇させ、AK-47の生みの親であるミハイル・カラシニコフ氏にも大きな影響を与えた。
優秀なStG44は大戦後も警察などに使われた。
そして、大戦後から70年も経というかという時にシリアの内戦にて5000丁ものStG44を自由シリア軍が発見し、ニュースを大いに盛り上げた。
そんな骨董品のような銃が使えるのかと驚かれる人も多いかもしれないが、メンテナンスさえされていれば使えるのが銃というものである。
人を殺傷するのであれば500年前の種子島でも十分に可能。
初代アサルトライフルのStG44は今後も活躍し続けるのかもしれない。