第44回:サバゲーマー減少について

第44回:サバゲーマー減少について

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サバゲー人口の推移とフィールド数について

「サバゲーマー減少説」について書いていきたいと思います。
サバゲー人口が減っているのではないか?という意見がネット上でチラホラしておりますので、実際の数字に基づいて私なりの意見を述べさせていただきます。

少し私のサバゲー歴をご紹介しますが、2014年秋ごろに知り合いにサバゲーに連れられて参加したのがサバゲーデビューでした。
私にとってはこの頃のサバゲーマーの参加人数が普通だと思っていたのですが、実はサバゲーブームの真っ最中でどんどんサバゲーマーが増えていたのです。
千葉県にあるVLHLというアウトドアフィールドの定例会で200人越えもありました。
しかし最近は定例会参加者が減っていくのは間違いなく、あるフィールドでは休日なのに人数が集まらず定例会が中止という経験もしました。

ブログやツィッターでもサバゲーマー減少はちらほら目にし、そう感じている人は少なくありません。

サバゲーマーは減少してる?

では、本当にサバゲーマーは減少しているのでしょうか?
そのことについて客観的に数値を使って考察してみようと思います。

結論から言いますと、サバゲーマーは増えていると私は考えています。厳しく見ても平衡状態でしょうか。

その根拠として2014年に東京マルイの生産が追い付かないという記事が出ており、昔より購入者数が増えているのは間違いありません。
https://akiba.keizai.biz/column/66/

2015年くらいから秋葉原にミリタリーショップが増えてきました。
サバゲーブームは過去ほど盛り上がっているわけではないでしょうが、メディアも嬉しいことにサバゲーをスポーツとして良い感じに取り上げてくれたりと認知度も上がっています。

お座敷サバゲーマーと呼ばれるエアガンを買うだけでサバゲーしない人だけが急増したとは思えませんし、ミリタリーショップの充実っぷりを考慮するとサバゲーマーは増えたと考えてよいでしょう。

では、なぜ定例会参加人数は減少傾向にあるのでしょうか。
実は定例会参加者減少には地域差があり、一概に減っているとも増えているとも言えないのです。

2017年10月中旬に、北海道札幌市にある有明ベースというフィールドの定例会に参加したのですが、なんと100人以上が参加していました。
スタッフに聞いてみると、100人以上の定例会はそれなりにあるそうです。
ほほぉ、札幌ではなかなかサバゲーが盛り上がっているようですね。
札幌にもフィールドは複数ありますので全部のフィールドでこれだけ盛り上がっているかどうかはわかりませんが私が主に関東でサバゲーをして感じる雰囲気とは様子が違います。

フィールド一覧情報などでフィールド数を調べているのですぐわかったのですが、札幌近郊にはさほど多くのフィールドはありません。
要するに、定例会参加者が減ったのはサバゲーマーの減少が原因ではなくフィールドの需要と供給のバランスが崩れている地域に定例会参加者の減少が起こっているのです。

解析

それでは、具体的に数値を使って解析していきましょう。

まず、東京サバゲーナビが把握している全国のフィールドの増加数を年ごとにグラフ化します。
ちなみに、2017年末の全国のフィールドの総数は約300フィールドです。


2014年以降は毎年30~40フィールドが誕生していることがわかります。2017年現在でも増加は止まっていません。
この増加にサバゲーマーの増加も追い付かなければ、残念ながら定例会参加者の減少は当然の結果と言えます。

特に関東はフィールド数の増加が激しいのですが、県を絞ってみましょう。特筆すべきは千葉と埼玉です。この2県は急激にフィールド数が増えています。


埼玉県は2010年まで2フィールドしかなかったのが、今は23フィールドもあります。

2017年末の関東の各県フィールド数を表にするとこのようになりました。



やはり千葉県が突出してフィールド数が多い結果になります。
つまり、定例会参加者減少は千葉県に発生しやすい現象と言えます。
また、以前は東京の西側や、埼玉、茨城といった他県の人も高速道路で2時間かけて千葉までサバゲーをしに来る人も多かったそうです。
しかしどの都道府県にもフィールドがそれなりに誕生すると、わざわざ遠い場所まで遠征しなくても近所でサバゲーを楽しむ人が増えるのも当然です。

千葉県の定例会参加者減少には2つの要因があるようですね。
・他県から来る参加者が減少
・他県に比べてフィールド数が多い

インターネットで散見される定例会参加者減少の意見は、だいたい関東の、とくに千葉県のフィールドのような気がしませんか?
例えば大阪のフィールドで定例会参加者が減ったという意見を試しに探してみたのですが、見つかりませんでした。

結論になりますが、サバゲーマーは減少しているのではなく関東、特に千葉県にフィールド数が増えたため定例会参加者が分散している、というのが事実ではないでしょうか。

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サバゲーマーを増やすためには?

さてさて、フィールドが増えたため定例会参加者が分散してしまった、これは止めようのない事実ですがそれで話が終わってしまってはさみしいので私なりの対策について述べてみます。

サバゲーマーを増やすには大学などで学生をサバゲーサークルに誘ってみたり、知り合いをフィールドに連れて行ったりなどでサバゲー人口増加はできそうですが、効果が表れるまで時間がかかります。

次のアイディアは多くのフィールド運営者からすれば受け入れられないかと思いますがフィールドが多い地区のフィールド運営者がみんなで集まり定例会を開催する日を減らして譲り合い、定例会参加者の分散を防ぐというのもあります。
ですがこれは利益を考えると難しいかもしれませんが・・・

定例会の参加人数増加ではありませんが、別の解決策があると考えています。それはイベントオーガナイザーの育成です。

イベントオーガナイザーというとイベントを企画、運営する人のことですが、サバゲーに特化したオーガナイザーがイベントを企画することで、「おっ、あのイベントがあるなら行こうかな」とサバゲーマーのフィールドへ行く日を増やすことができます。
これはサバゲーマーのフィールドへ行く回数が増えるので、サバゲーマーの増加を待たずにできる対策でしょう。

イベントの内容はアイドルの○○ちゃんを呼ぶ、みたいな事でもよいのですが、例えばMADサバやなりサバ、ARMOR祭というような趣向の明確なイベントが好ましいです。

MADサバと言えば、簡単に言えば北斗の拳やMADMAXの世界の住人の恰好をしてサバゲーをすることですし、なりサバはSF映画でフォースの力を使って光る棒をブンブンして戦うような世界の人になりきってサバゲーをします。

実際にMADサバには参加しましたが、写真で見るようなすごい恰好の人が多くとても楽しかったです。
参加者も増えており成長ぶりが伺えます。
このようなサバゲーと少し違う要素を取り込むと、サバゲーをしたことが無いコスプレイヤーが参加してきたり、サバゲーから少し離れてしまった人が続けてくれたりと様々な効果が生まれます。

他にはUABというサバゲーを競技として確立しようという団体もあります。
審判を立たせて公正な審判をするなど普通のサバゲーとは一線を画しており、UABの参加人数も増加しています。

アニメ、ゲームの力を借りるのも手です。
2017年2月に「艦これガルパン合同作戦」というイベントに参加したのですがなんと参加者150人越え。自作戦車持って来る人がいたり忍者が打楽器鳴らして踊り狂っていたりと面白かったです。

イベントオーガナイザーが面白いイベントを企画して大人数が参加するようになれば、フィールドに多くのサバゲーマーが集まることになります。フィールドにとっても嬉しいでしょう。

ちなみにイベントオーガナイザーはナイトクラブなど夜の世界では一般的な存在です。
サバゲー界でどこまでできるかはわかりませんが、イベントオーガナイザーとして成功すれば利益になる、という方向性を確立できるようになれば面白いイベントを開催する人が増えてくれるのではないでしょうか。
参加費が定例会より500円高くても、その分楽しめればみんな満足してくれます。

模索しよう

これをすれば解決!といった素晴らしいアイディアを提供できず申し訳ないのですが、とりあえず「サバゲーマーが減った~!」と悲観するような状況ではありません。

MADサバやなりサバといった趣向の決まったサバゲーはサバゲー総人口が多くないと実現できません。
色んな趣味の人が増えて仲間を見つけることができるほどサバゲーマーが増えた、と私は考えています。

ただし、こういうイベントもサバゲーマーに対してのアプローチが強いため、サバゲーマー以外へのアプローチをできるようになればもっと高い効果を期待できるでしょう。

少し視点を変えてみると、サバゲーというレジャー文化はまだまだ発展途上なのです。
遊園地という娯楽施設はもう何十年と昔からありビジネスモデルはほぼ確立されています。
それに比べてサバゲーは法律、条例の規制が変わったり、技術の進歩ででっかいガスボンベを背負ってサバゲーをしなくても遊べるようになるなど、変化が目まぐるしいのです。
フィールドでサバゲーをする、という文化が定着し始めたのは今から十年くらい前ではないでしょうか。
サバゲーフィールドで老舗でも10年以上運営してるよ、というフィールドはそうそう無いからです。

今後、サバゲー産業がどのように成長していくのかは私にも想像は付きませんが、昨今の認知度の高さを見ると悪い方向にはいかないと感じております。
一部の県にはフィールドの供給過多という厳しい現実はありますが、逆にそれ以外にサバゲー産業において大きく立ちはだかる問題という物はありますでしょうか。

ちゃんとゴーグルをして怪我の防止をしたり、初速度が法定速度内であるよう確認をするなど我々サバゲーマーがやるべきことをやり、新規サバゲーマーが参入しやすい環境を整えて面白いイベントを開催するなど努力していけば、時間はかかるでしょうがサバゲーマーは増えるでしょう。

その先に、サバゲー産業の明るい未来があると私は信じています。

※この記事内容は東京サバゲーナビ運営の個人的な考えを多く含んでおります。1サバゲーマーの意見として参考にしていただければ幸いです。

著者:AK侍(東京サバゲーナビ管理人)
2014年にサバゲーデビュー、それからサバゲーにハマり定例会によく出没する。
定例会の開催日を検索するのが大変なので、検索システムを導入した東京サバゲーナビを2016年10月にオープンさせる。
東京、千葉、神奈川、埼玉など関東を中心にサバゲーをする。いつか名古屋や大阪など関西にも遠征して全国のフィールドでサバゲーするのが夢。
装備はAKが大好きだが、M4、89式と色んな銃を使ってみたい。
服装はフィールドに合わせて色々と変わる。

Twitter:@tokyosavagenavi



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