第28回:アフガン 映画レビュー

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ロシア軍全面支援の力作

この映画のネットの評判を見てよく目にするのが『ロシア版フルメタル・ジャケット』
ストーリー展開も似ており、映画の前半では若い青年たちが鬼軍曹にしごかれ成長し、後半では戦場へ送られそこで仲間と共に戦う。
これだけを聞けばフルメタル・ジャケットとそっくりですね。

しかし、その中で描かれる心理描写や緊迫感といったものはハリウッド映画とはかなり違ってロシア人らしい考え方、ソ連の軍隊の規律、そういったものをこれでもかと表現しているため、とても新鮮な映画となっています。

ロシア軍全面支援の力作

このアフガンは軍が撮影に協力しているだけあって本物を使っているからか装甲車からヘリコプター、銃まで何もかもがリアル!

小さなことですが、空港で軍犬までもが映像に入っていました。
軍犬を描写することがそんなにリアルさを増すわけではありませんが、実際の軍隊にいる小さな要素まで表現されているかどうかで、映画の世界に入り込めるかどうかが決まります。

兵士の心理描写

いかに屈強な戦士といえ、みんな人間です。弱音も吐きます。
戦場で追い詰められた人間が戦場においてどういう行動をとるのか。そういった描写もとてもよく描かれております。

戦争をテーマにした映画でキャラクターを過剰にヒーローとして描く映画も多いのですがこの映画は徹頭徹尾、戦場という環境に置かれた兵士の人間性にフォーカスを当てています。
『アフガン』は決して戦争を美化したアクション映画ではありません。リアルな兵士にフォーカスを当てた映画です。

倒れていく仲間たち、そして結末へ

戦闘で精神がまいってしまう人間の描写や、軍の規律、汚職、戦闘の恐ろしさ。
アフガニスタン侵攻を美化するようなプロパガンダ映画ではなく、戦争の一部をそっくりそのまま映像にした、そのような映画です。

第9中隊がどのような結末になるかは、実際に映画を見てお楽しみください。

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