UAB5 前編 | 東京サバゲーナビ

第16回:UAB5 前編

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UAB5

2017/2/5(日)に埼玉県SISTERにて開催されたUAB5のレポートをいたします!

UAB(Ultimate Airsoft Battle)とはサバゲーに厳密なルールを設け、スポーツ競技としてのサバゲーを広める活動をしている団体です。
2016/12/11(日)にはUAB1という1対1の試合で大会が開催されましたが、今回は5対5で試合を行う大会が開催されました。

UABのプレイスタイル

UABの内容を紹介する前にUABのプレイスタイルについてご紹介いたしましょう。
このプレイスタイルにまだ正式な命名がないため、本記事ではUABスタイルとせていただきます。

UABスタイルはサバゲーと基本ルールは同じですが、サバゲーの延長と思っているとプレイスタイルの違いに驚かされます。
銃の撃ち方は、障害物から極力体を出さないように銃と目だけを出して撃ってはすぐに隠れるクイックショットと呼ばれる技術が多く使われています。

そのため軽装な格好をしているプレイヤーが多く、迷彩服を着てチェックリグを着るというような軍隊のような装備の恰好は少なめでした。

UAB5のルール

UAB5は明確なルールが設けられており、普通のサバゲーとは一線を画しています。これで遊戯としてのサバゲーから競技としてのサバゲーとなっているわけですね。

代表的なルールは以下の通り

・1 試合 5 分間のフラッグ戦とする。
・相手陣地のフラッグに 3 秒間接触していることで、フラッグゲットとする。
・使用可能エリアは、ロープ内で区切られたエリアのみとする。
※ハウス内への進入は体の一部、または全部において進入禁止とする。

・スタートするときは指定されたオブジェクトにハンドタッチをしていなければならない。
※今大会では青いドラム缶

・試合の中断について 何らかの理由で試合を停止する場合は、審判により笛を吹鳴することとする。
この笛が聞こえた場合は、プレーヤーはその場に停止して下を向き、しゃがまなければならない。

他にも、ヒットしたのにヒットコールをしない場合はノットコール判定となり、最寄りのチームメイト1名が退場となるなど厳しい罰則も規定されています。
ヒットの自己判定がしやすいような服装を推奨するなど、判定を明確にしたいという運営の強い意志を感じます。
これだけ聞くとやけに厳しい大会だな、とも感じられるかもしれませんが、大会を通して違反行為などは少なくうっかり禁止エリアに入ってしまった人が退場になる程度でした。

上部から見たフィールド地図です。どこにいても審判の目があるため、フェアなゲーム進行が可能となっております。

UAB5では、試合に使うエアガンは弾速チェックをすませると試合をするエリア近くの決められたテーブルに置かなければなりません。
弾速チェック後にエアガンに細工をするなどの不正を防ぐのが目的です。

朝礼からチーム分けへ

朝早く16チーム、計80人が集まりました。チーム名は以下の通り。

NITAMAGOwhite、ボンバーと愉快な仲間たち、隠舞69式、KOS、KOS2、はむちゃんず、狼煙、A.T.T.T.、黒の組織、SISTER、AMTRレッド、AMTRブラック、百鬼夜行、フレンドシップ、浦和近接戦闘スクール、焚火の事情

朝礼ではチームごとに整列し、主催者がUAB5のルール説明などをします。メガフォンを持っているのがUABの立ち上げをし、主催者でもあるデン・マーさん。
メンバーもよくみると前回のUAB1に参加された方も多くいらっしゃいました。

この16チームは4つのリーグに分けられ、その中で勝利したチームが決勝トーナメントへ進出します。
リーグを決めるのはくじ引き。どのチームと当たるかは運次第。

Aリーグ
ボンバーと愉快な仲間たち、A.T.T.T.、KOS、フレンドシップ

Bリーグ
浦和近接戦闘スクール、AMTRレッド、NITAMAGOwhite、SISTER

Cリーグ
隠舞69式、焚火の事情、黒の組織、KOS2

Dリーグ
狼煙、AMTRブラック、百鬼夜行、はむちゃんず

この強豪ぞろいの中でどのチームが決勝へと進むのでしょうか?

試合開始!!

試合前に両チームメンバーが向かい合い、主審がルール説明をします。ジャンケンでスタート位置が決まると主審の合図とともに選手はスタート位置へ移動開始。
移動時間は40秒。そのうち30秒はエアガンの試射も可能ですが最後の10秒は試射もチームメンバー同士の会話もNGとなります。

スタート位置に付くと、全員がスタート位置にあるオブジェクトに片手を付けて腰を低く身構えます。

試合開始のブザー音とともに全選手が走る!速い!
全員が最初に予測していた場所に行き、そこから激しい攻防が始まります。このUAB5、どの選手もとても動くのです。そして速い。
以前のUAB1で行われた1on1は相手は1人でしたので慎重な戦いが多かったのに比べ、UAB5は敵も味方も5人ずつ。かなりアクティブです。

仲間との連携を取り、敵の場所を情報共有しながらガンガン攻めていきます。普通の定例会などではなかなか見ることのできないゲーム展開でした。

フラッグとなるパイプに3秒間触れていればフラッグダウン。中には両方のフラッグがほぼ僅差でフラッグダウンした試合も。

装備も服装もチームごとにあります。共通しているのはなるべく身軽に動けるような恰好である、ということでそれ以外は自由です。

仲間と戦い勝利した喜びはどれほどのものなのでしょうか。試合とは決められたルールに従い戦うことです。
フェアに戦うからこそ勝利の喜びもひとしおでしょう。

どのチームが勝ち残り、優勝したのか?
続きは後編のこちら


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